下部消化管内視鏡検査とは大腸(結腸と直腸)、小腸の一部を観察することができる検査です。
内視鏡を肛門から挿入し観察します。これにより直腸から盲腸までのポリープやがん、炎症などの病変を調べることができます。
ポリープやがんなどが疑わしい病変が見つかった場合は細胞を採取したりポリープを切除することも可能です。
ポリープはその大きさや形によって入院治療が必要となることがあります。その際は治療可能な医療機関へご紹介致します。
受診いただき診察を行います。
検査の必要性や適切な検査時期を検討致します。
また検査に際しての準備(内服薬の調整など)や説明を行います。
検査前日就寝前に下剤(錠剤)を服用します。
検査当日の検査4-6時間前より大腸をきれいにするために、1-2リットルほどの下剤を数回に分けて飲みます。
数回の排便を経て、便が透明になりましたら来院いただきます。
来院後、スタッフが誘導致します。
鎮静剤・鎮痙剤の投薬のための点滴を行います。
検査時間は10-20分程度となります。
検査当日は検査終了後、休息と検査後の注意事項をご説明し終了となります。
後日画像をお見せしながら結果説明を行います。
(検査同日は鎮静剤使用による眠気が残るため説明は控えております)
内容 | 費用 |
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診察料・血液検査 使用薬剤料他 | 約2,000円~3,5000円 |
大腸内視鏡検査 (大腸カメラ) | 約5,000円 |
病理組織検査 | 約3,500円~7,000円 |
大腸ポリープ 切除術 | 約17,000円 |
合計 | 約8,000円~30,000円 |
大腸癌は日本人の11-13人に1人の割合で診断される最も多い癌です(罹患数1位)
50歳以上・家族歴・高カロリー食・赤身肉・肥満・飲酒・喫煙がリスク因子とされています。
1-2年おきの便潜血検査を行うことで大腸癌死亡率は20-30%減少します。(大腸癌または10mm以上のポリープで陽性になるとされいます)
しかしながら10%のポリープ、5%の癌は見逃されてしまうともされています。
便潜血検査は負担の軽い検査ではありますが全ての腫瘍をキャッチできるわけではありません。そこで当院では患者様のリスクに応じての定期的な大腸内視鏡検査を推奨しています。
当院の大腸内視鏡検査の取り組み 当院では速やかな内視鏡走査に加え 鎮静剤を使用することで 苦痛の少ない検査となるよう 心がけています。 またCO2ガス装置を用い 検査後の腹部膨満感の軽減 に努めています。 またポリープの大きさによっては その場での治療も行っております。 |